中学受験に必要な算数の基本テクニックを紹介しています。中学受験算数の独特な解法は、小学校では教わらない「裏技」的なものが多いので注意が必要です。
例題を使って、コツやポイントを押さえながら、なるべく丁寧な解説を心がけました。皆さまの理解の手助けとなれば嬉しいです。

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売買損益の練習問題① 基礎編

売買損益の基本問題

こちらは、売買損益の基本問題を載せているページです。
売買損益の詳しい解説はこちら標準問題はこちら応用問題はこちらへどうぞ。
割合や線分図を使います。不安な場合は復習をしておきましょう。(割合の解説はこちら)(線分図の解説はこちら

(基本問題1)仕入れ値が500円の商品に、20%の利益を見込んで定価をつけました。定価は何円でしょう。

仕入れ値をもとにする量とすると、定価は「100%+20%=120%」になります。

なので定価は、

500円×1.2=600円
割合の計算方法はこちら

よって答えは

600円

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(基本問題2)定価2500円の商品を4割引きにして売りました。売り値は何円でしょう。

定価をもとにする量とすると、売り値は「10割-4割=6割」になります。

なので売り値は

2500円×0.6=1500円

よって答えは

1500円

(基本問題3)ある品物に25%の利益を見込んで定価をつけたところ、定価が400円になりました。 この品物の原価は何円でしょう。

原価をもとにする量とすると、定価は「100%+25%=125%」になります。

なので原価(もとにする量)は、

400円÷1.25=320円

よって答えは

320円

注意!

問題文に「ある品物に25%の利益を見込んで定価をつけた」と書いてあるので、必ず原価をもとにする量にします
うっかり、「定価をもとにする量にして、100%から25%減らして、75で%計算すればいい。」と、かんちがいしてしまわないようにしましょう!

(基本問題4)ある品物に5割の利益を見込んで定価をつけたところ、定価が24000円になりました。 この品物を定価で売ると、利益は何円になるでしょう。

まずは原価を求めましょう。原価をもとにする量とすると、定価は「10割+5割=15割」になります。

なので原価(もとにする量)は、

24000円÷1.5=16000円

16000円で仕入れて24000円で売ったので、利益は、

24000円-16000円=8000円

よって答えは

8000円

(基本問題5)ある品物に12%の利益を見込んで売ったところ、利益は18円になりました。 売り値は何円になるでしょう。

まずは原価を求めましょう。原価をもとにする量とすると、利益は12%にあたります。

なので原価(もとにする量)は、

18円÷0.12=150円

150円で仕入れて、利益が18円なので、売り値は、

150円+18円=168円

よって答えは

168円

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