中学受験に必要な算数の基本テクニックを紹介しています。中学受験算数の独特な解法は、小学校では教わらない「裏技」的なものが多いので注意が必要です。
例題を使って、コツやポイントを押さえながら、なるべく丁寧な解説を心がけました。皆さまの理解の手助けとなれば嬉しいです。

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基本 分数の計算

分数のたし算

分母が同じ分数のたし算は、分母はそのままに、分子だけをたし算します。

分母がちがう場合は、通分をして分母をそろえてからたし算をします。答えが約分できる分数のときは約分しましょう。(約分・通分のやり方はこちらへ

13=96
291818

=15
18

=5
6

帯分数は、整数の部分は整数の部分同士、分数の部分は分数の部分同士をたし算します。


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分数のひき算

分数のひき算は、分数のたし算と同じように計算ができます。分母が同じ分数のひき算は、分母はそのままに、分子だけをひき算します。 分母がちがう場合は、通分をして分母をそろえてからひき算をします。 帯分数は、整数の部分は整数の部分同士、分数の部分は分数の部分同士をひき算します。
ただし、帯分数のひき算では、分子をそのまま引き算できない場合があります。その場合は少し工夫しなければなりません。

5221=5627
732121

このままでは、分子は「6-7」になってしまい。計算できません。そこで、帯分数を仮分数にする方法を使って工夫をします。(帯分数を仮分数にするやり方はこちらへ


これを使って、さっきのひき算を最後まで計算すると、

5221=5627
732121

=42727
2121

=220
21

分数のかけ算

分数のかけ算は、分母は分母同士、分子は分子同士をかけ算します。


全部計算したあとに約分をしてもよいのですが、途中式で約分をしてしまったほうが計算が楽です。(サボれます)(約分のやり方はこちらへ


帯分数は、すべて仮分数に直してから計算します。(帯分数を仮分数にするやり方はこちらへ


分数のわり算

分数のわり算は、わり算をかけ算に変えて、その後ろの分数の分母と分子を入れかえて計算します。 この、分母と分子を入れかえた数のことを逆数といいます。
帯分数は、すべて仮分数に直してから計算します。途中式で約分をしておくと計算が楽になります(サボれます)。
仮分数にする→わり算をかけ算に変えて、その後ろの分数を逆数にする→途中式で約分をする→分母は分母同士、分子は分子同士でかけ算をする
の順番で計算をしていきます。


3つ以上の分数のかけ算とわり算

3つ以上の分数のかけ算やわり算が並んでいるときは、別々に計算するよりも、、全部まとめて計算してしまったほうが楽です(サボれます)。


まとめ
  1. 分数のたし算とひき算は、通分をして分母をそろえてから、分子だけをたし算ひき算する。
  2. 分数のかけ算は、分母は分母同士、分子は分子同士をかけ算する。途中式で約分をしておく。
  3. 分数のわり算は、「÷」を「×」に直して、その後ろの分数を逆数にしてから、分数のかけ算を計算する。
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