中学受験に必要な算数の基本テクニックを紹介しています。中学受験算数の独特な解法は、小学校では教わらない「裏技」的なものが多いので注意が必要です。
例題を使って、コツやポイントを押さえながら、なるべく丁寧な解説を心がけました。皆さまの理解の手助けとなれば嬉しいです。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

 

基本 単位変換①

単位変換とは

単位の違う数字を計算することはできません。なので、同じ問題で単位がバラバラな時は、まず単位をそろえなければなりません。

単位変換の方法

1kg=1000gです。
だから、kgをgに直す時は1000倍します。逆にgをkgに直す時は1000で割ります。
kgをgに直す時は0を3つ増やす(小数点を3つ右にズラす)、逆にgをkgに直す時は0を3つ減らす(小数点を3つ左にズラす)と考えても大丈夫です。

(例1)15kg=□g

1kg=1000gなので1000倍します。0を3つ増やすと考えても大丈夫です。 なので

15kg=15000g

(例2)150g=□kg

1000g=1kgなので1000で割ります。0を3つ減らす(小数点を左に3つズラす)と考えても大丈夫です。 なので

150g=0.15kg

(例3)2.5kg=□g

1kg=1000gなので1000倍します。0を3つ増やす(小数点を右に3つズラす)と考えても大丈夫です。 なので

2.5kg=2500g

スポンサーリンク

長さ、重さの単位変換

重さの単位はg(グラム)ですが、グラムの前にキロやミリがつくことがあります。
長さの単位はm(メートル)ですが、同じようにキロやミリがつくことがあります。この、キロやミリの使い方を表にしておきます。

そういうわけで、1kg=1000gです。この表を使えば見たこともない単位でも変換することができます。
980hPa(ヘクトパスカル)=98000Pa(パスカル)ですし、1C(クーロン)=1000mC(ミリクーロン)です。
また、重さに関してはt(トン)という単位も出てくるので覚えておきましょう。
1t=1000kgです。

面積の単位変換

「1mは100cmだから、1m²は100cm²」というのは、よくある間違いです。大丈夫です、みんなそうやって間違えます。実際には1m²=10000cm²です。どういうことか、図を使って説明します。 まず、たて1m×横1mの正方形の面積が1m²です。

1m=100cmなので、これをたて100cm×横100cmにして

ということで、1m²=10000cm²です。同じように考えると、1k㎡=たて1000m×横1000m=1000000m²です。

また、面積にはこの他にa(アール)とha(ヘクタール)が出てきます。1aは、たて10m×横10mの正方形で決められました。よって、

1a=100m²です。

h(ヘクト)は100倍という意味だったので

1ha=100a=10000m²です。

スポンサーリンク

保護者向けの人気記事

塾講師・先生向けの人気記事

  • <<基本 割合  基本 単位変換②>>
  • 基本の最初のページへ
  • 目次へ
  • 中学受験のための算数塾TOPページへ
  •