中学受験に必要な算数の基本テクニックを紹介しています。中学受験算数の独特な解法は、小学校では教わらない「裏技」的なものが多いので注意が必要です。
例題を使って、コツやポイントを押さえながら、なるべく丁寧な解説を心がけました。皆さまの理解の手助けとなれば嬉しいです。

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相当算の練習問題② 標準編

相当算の標準問題

こちらは、相当算の標準問題を載せているページです。
相当算の詳しい解説はこちら基本問題はこちらへどうぞ。
相当算は線分図を書いて、割合と比べられる量を探していきます。コツは、何をもとにする量としているのか、しっかりと考えて線分図を書いていくことです。(線分図の書き方はこちら) (割合についてはこちら

(標準問題1)

ビンだけの重さは何gでしょう。

線分図を書いて考えましょう。はじめの牛乳の重さを①(もとにする量)とします。

線分図を見て、割合と重さの両方がわかりそうな部分を探します。

緑の矢印の部分に注目すると、

重さ
380g-330g=50g

割合

1
4


1が50gにあたります。
4

もとにする量(①)を求めます。

もとにする量=比べられる量÷割合

=50g÷1
4

=200g

よって、はじめの牛乳の重さは200gです。ビンの重さは、

380g-200g=180g

よって答えは

180g

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(標準問題2)

メガネをしていない男子は6人です。今日子さんのクラスの女子の人数は何人でしょう。

線分図を書いて考えましょう。この問題には、もとにする量が2つ出てきました。クラスの全部の人数を①、クラスの男子の人数を1とします。

まずは□の方に注目していきます。線分図を見て、割合と人数の両方がわかりそうな部分を探します。

緑の矢印の部分に注目すると、

人数
3人+6人=9人

割合

1-1=1
22


1が9人にあたります。
2

クラスの男子の人数(□のもとにする量)を求めましょう。

もとにする量=比べられる量÷割合

=9人÷1
2

=18人

よって、1は18人です。同じように考えて、①を求めていきましょう。

緑の矢印の部分に注目すると、

人数
18人-6人=12人

割合
100%-60%=40%

40%が12人にあたることが分かりました。今日子さんのクラスの人数(○のもとにする量)を求めましょう。

もとにする量=比べられる量÷割合
12人÷0.4
=30人

クラスの人数が30人であることがわかったので、女子の人数は、

30人×0.6-6人=12人

よって答えは

12人

(標準問題3)箱の中のりんごを、白雪姫と、魔女と、王子様で分けました。 はじめ白雪姫は全体の25%より2個多く取り、次に魔女は残りの60%よりも6個少なく取り、最後に王子様が残りの50%より4個多く取ったら、4個残りました。 箱の中のりんごは、はじめ何個入っていたでしょう。

線分図を書いて考えましょう。3本の線分図は、それぞれもとにする量がちがうことに注意して解きましょう。

まずは一番下の青い線分図に注目していきます。線分図を見て、割合とりんごの個数の両方がわかりそうな部分を探します。

緑の矢印の部分に注目すると、

りんご
4個+4個=8個

割合
100%-50%=50%

50%が8個にあたることが分かりました。青い線分図全体のりんごの個数(青のもとにする量)を求めましょう。

もとにする量=比べられる量÷割合
=8個÷0.5
=16個

よって、青い線分図の長さは16個です。同じように考えて、真ん中のオレンジの線分図を考えてみましょう。

緑の矢印の部分に注目すると、

りんご
16個-6個=10個

割合
100%-60%=40%

40%が10個にあたることが分かりました。オレンジの線分図全体のりんごの個数(オレンジのもとにする量)を求めましょう。

もとにする量=比べられる量÷割合
10個÷0.4
=25個

よって、オレンジ線分図の長さは25個です。同じように考えて、一番上の赤い線分図を考えてみましょう。

緑の矢印の部分に注目すると、

りんご
25個+2個=27個

割合
100%-25%=75%

75%が27個にあたることが分かりました。赤い線分図全体のりんごの個数(赤のもとにする量)を求めましょう。

もとにする量=比べられる量÷割合
27個÷0.75
=36個

よって答えは

36個

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