中学受験に必要な算数の基本テクニックを紹介しています。中学受験算数の独特な解法は、小学校では教わらない「裏技」的なものが多いので注意が必要です。
例題を使って、コツやポイントを押さえながら、なるべく丁寧な解説を心がけました。皆さまの理解の手助けとなれば嬉しいです。

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流水算の練習問題① 基礎編

流水算の基本問題

こちらは、流水算の基本問題を載せているページです。
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川を上る時は、川の流れの速さのぶん船は遅くなります。川を下る時は、川の流れの速さのぶん船は速くなります。

(基本問題1)静水時の速さが時速5kmの船があります。 川の流れの速さが時速1kmの時、この船が川を14km上ると何時間何分かかるでしょう。

船は川を上っているので、流れに逆らって進むぶん遅くなります。この船が川を上る速さは、

時速5km-時速1km=時速4km

時速4kmで14km進むので、かかる時間は、

14km÷時速4km=3.5時間

3.5時間=3時間30分

よって答えは

3時間30分

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(基本問題2)静水時の速さが分速100mの船があります。 この船が川を12km上るのに3時間20分かかりました。川の流れの速さは、分速何mでしょう。

船が川を上る時の速さを求めます。12km(12000m)上るのに3時間20分(200分)かかったので、

12000m÷200分=分速60m

これは、川の流れのぶん遅くなった状態での速さです。この船は、静水時では分速100mでしたので、川の流れの速さは、

分速100m-分速60m=分速40m

よって答えは

分速40m

(基本問題3)ある船が川を21km下るのに3時間かかりました。 川の流れの速さが時速2kmの時、この船の静水時の速さは時速何kmでしょう。

船が川を下る時の速さを求めます。21km下るのに3時間かかったので、

21km÷3時間=時速7km

これは、川の流れのぶん速くなった状態での速さです。川の流れの速さは時速2kmでしたので、船の静水時の速さは、

時速7km-時速2km=時速5km

よって答えは

時速5km

(基本問題4)静水時の速さが分速120mの船があります。 川の流れの速さが分速80mの時、この船が川を18km下るのにかかる時間は何時間何分でしょう。

船は川を下るので、川の流れのぶん速くなります。その速さは、

分速120m+分速80m=分速200m

この速さで18km(18000m)進むので、かかる時間は、

18000m÷分速200m
=90分
=1時間30分

よって答えは

1時間30分

(基本問題5)静水時の速さが時速12kmの船があります。 川の流れの速さが分速30mのとき、この船が5440m上るのにかかる時間は何分でしょう。

船の速さを、分速mに直します。(速さの単位変換の方法はこちら

時速12km=分速200m

船は川を上るので、川の流れのぶん遅くなります、その速さは、

分速200m-分速30m=分速170m

この速さで5440m進むので、かかる時間は、

5440m÷分速170m=32分

よって答えは

32分

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